再植術とは、治療のために一度意図的に抜歯をして、口腔外でその歯の治療を行った後に、再び元の位置に埋め直す外科的治療です。
意図的再植法とも言います。
根管治療を行っても症状が改善しない場合や、歯根先端の病巣が大きい歯に対して行います。
病巣が大きいと抜歯診断される可能性が高くなります。
そのような歯に再植術が適応できれば、より長くその歯を機能させることができます。
また、虫歯が歯根深くにある歯を一度抜歯して、90°または180°に向きを変えて再植をすることで感染歯質を歯肉より上に出すことで治療可能にできるケースもあります。
適応歯
小臼歯~大臼歯(4~7番目の歯)
安全性
ご自身の歯を埋めなおすためアレルギー反応が起こりにくく、治療に使用する薬剤も生体親和性に優れているMTAセメントなので、安全性が高いです。