今回は虫歯に関してご質問をいただいたものにお答えいたします。
虫歯には何日でなりますか?
虫歯の進行に一定の期間や日数はありません。
1ヶ月あれば虫歯になってしまうこともあります。
初期の段階では再石灰化を期待できる場合もありますが、虫歯になると基本的に自然治癒することはありません。
虫歯にならないためには、日々のセルフケアや、正しい食生活・生活習慣が大切です。
正しい食生活・生活習慣は、お口の健康だけでなく、体の健康維持にも繋がります。
また、歯科定期検診を受ける習慣を取り入れ、お口の中の状態をチェックしてもらいましょう。
虫歯になりやすい人の特徴はありますか?
・遺伝的要素
「歯質」「唾液の質」「歯並び」は、親から遺伝し、虫歯の発症リスクに関わると言われています。
・セルフケアが不十分
毎日磨いていても、日常的に磨き残しがあるということです。
磨き残しがあると、歯垢が溜まってしまいます。
歯垢内で虫歯菌が増殖し、糖をエサとして虫歯菌が酸を作ります。
その酸によって歯が溶かされ穴が開き、虫歯になってしまいます。
・甘いものをよく食べる、だらだら食べる、食べる回数が多い
虫歯菌はお食事の際に摂取をする糖をエサとして歯を溶かす酸を作ります。
また、間食の回数が多いとお口の中は、虫歯ができやすい状態(酸性の状態)が続くため、虫歯発生の原因になります。
・唾液量が少ない
お口の中の浄化作用や、細菌の活動を抑制する作用など、唾液にはお口の健康を守る様々な作用があります。
唾液の分泌が少ないとその効果が下がるため、虫歯の発生リスクが上がります。
虫歯になりやすい特徴にあてはまったらどうしたらいいですか?
まずは、下記のものを取り入れてみましょう。
・正しいセルフケア方法を習得する
・1日3回5~10分の歯磨きをする
・定期検診で磨けているかチェックをしてもらう
・間食の回数や時間を決める
・ゆっくりよく噛んでお食事をする
まずは、今のご自身の状態を知るきっかけ作りを
毎日行っていることを見直し、改善するということは根気が必要です。
今現状、困っていることがないのに行動の変容をすることも難しいと思います。
歯科医院での定期検診を
”自分は今こんな状態なんだ”
”このままの状態が続くとそんなリスクがあるのか”
という気づきのきっかけの場にしていただきたいと思っています。
しんみ歯科では、患者様一人ひとりに合わせて、お口の健康をお守りできるよう、サポートしていきます。