〒177-0045
東京都練馬区石神井台4-7-3
石神井台クリニックモール1F・2F

オザキフラワーパーク隣
石神井台クリニックモール

トピックス TOPICS

「歯がズキズキする」「ズーンと重い」歯の根の炎症が疑われる症状と治療法

「歯がズキズキする」「ズーンと重い」歯の根の炎症が疑われる症状と治療法

■その歯の痛み、根の炎症が関係している場合があります


ズキズキと脈打つ痛みや、ズーンと重く続く鈍痛。市販の鎮痛剤でも和らがないと不安になりますよね。


こうした症状は、歯の根に炎症が起きているサインの可能性があります。本記事では練馬区にある当院「しんみ歯科」から、痛み方で考えられる疾患と治療の流れを分かりやすくお伝えします。


この記事の要点まとめ


  • ズキズキする脈打つ痛みは急性炎症、ズーンと重い鈍痛は慢性の根の病巣が疑われる
  • 痛みが引いても炎症が残っている場合があり、症状が落ち着いた後も受診確認が勧められる
  • 根管治療では感染した神経や膿を除去・洗浄し、歯を残すことを目指した処置が行われる

■「ズキズキ」「ズーンと重い」痛みの種類で疑われる歯の根の疾患

■「ズキズキ」「ズーンと重い」痛みの種類で疑われる歯の根の疾患

歯の痛みは、感じ方によって考えられる疾患をある程度推測できます。痛みの種類を整理することで受診の目安がつかみやすくなります。


◎ズキズキと脈打つ痛み──根尖性歯周炎・フェニックス膿瘍の可能性


心臓の鼓動に合わせて脈打つようにズキズキする痛みは、急性の炎症が起きているサインと考えられます。


代表的なのは、歯の根の先に膿が溜まる「根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)」の急性期や、慢性の病巣が急に悪化する「フェニックス膿瘍」です。


過去に神経を取った歯や、深いむし歯を長く放置した歯で起こりやすく、頬の腫れや発熱を伴うこともあります。鎮痛剤が効きにくい場合は、早めに歯科を受診しましょう。


◎ズーンと重い鈍痛が続く──歯根嚢胞・慢性根尖性歯周炎の特徴


激痛ではないものの、ズーンとした重だるい違和感が長引く場合は、慢性根尖性歯周炎や歯根嚢胞(しこんのうほう)が考えられます。


歯根嚢胞は根の先に袋状の病巣ができ、ゆっくり大きくなる疾患です。自覚症状に乏しいまま進行することもあり、レントゲンで偶然見つかるケースも少なくありません。


違和感を「疲れのせい」と片づけず、一度状態を確認しておくと安心です。


◎「痛みが引いたから大丈夫」と思わずに──注意したい誤解と経過観察のポイント


痛みが治まると治ったように感じますが、炎症そのものが消えたわけではないことが多いものです。


膿が内部に溜まり続け、ある日突然激しい痛みや腫れとして再燃する例も見られます。慢性化を避けるためにも、症状が落ち着いたタイミングで受診しておくことをおすすめします。


■歯の根の炎症に対する根管治療の流れと受診の判断基準


歯の根に炎症が起きている場合、多くは「根管治療」が選択されます。歯を残すための重要な処置であり、当院でも力を入れている分野です。


◎根管治療で行うこと──感染した神経・膿の除去から被せ物まで


根管治療では、感染した神経や膿を取り除き、根管内を洗浄・消毒したうえで薬剤を緊密に充填していきます。その後、土台を作って被せ物を装着し、歯の機能の回復を図ります。


再発を繰り返すケースや複雑な根管形態の場合には、マイクロスコープを用いた精密根管治療や、外科的な歯根端切除術が検討されることもあります。


当院では、経験を重ねてきた歯科医師が再発リスクの軽減を意識した精密根管治療に取り組み、できる限りご自身の歯を残す方針で治療にあたっています。


◎こんな症状があれば早めの受診を──セルフチェックの目安


次のような症状がある場合は、早めの受診をおすすめします。


  • 市販の鎮痛剤が効きにくい、または効果が短く感じる
  • 歯ぐきが腫れている、または膿のような出来物がある
  • 噛むと特定の歯に響くような痛みがある
  • 以前神経の治療をした歯がうずく
  • 顔の片側が腫れている、発熱を伴う

これらは歯の根の炎症が進行しているサインの可能性があります。原因の見極めから治療までを相談したい方は、まず状態を確認するためにご来院ください。


■よくある質問


Q1. 痛みが治まったのですが、それでも受診したほうがよいですか?

A. はい、ご来院をおすすめします。痛みが一時的に引いても炎症が残っている場合があり、再び悪化することがあります。状態の確認だけでも受けていただくと安心です。


Q2. 根管治療はどのくらい通院が必要ですか?

A. 歯の状態や根の数によって異なりますが、数回から複数回の通院が一般的です。精密な処置ほど一回あたりの治療を丁寧に行うため、回数や期間は事前にご説明いたします。


Q3. 神経を抜かずに済む可能性はありますか?

A. 炎症の程度によりますが、条件が合えばMTA歯髄保存療法で神経を残せる場合があります。診査のうえで適応かどうかをご提案します。


Q4. 以前治療した歯が再び痛むのですが、再治療はできますか?

A. 可能なケースが多くあります。マイクロスコープを用いた再根管治療や、必要に応じて外科的な処置も検討されますので、まずはご相談ください。


金田 一高

歯科医師


しんみ歯科 石神井台

院長

金田 一高

▶ 監修者プロフィール

経歴
東京都立青山高等学校 卒業
国立東北大学歯学部 卒業(33回生)
国立東京医科歯科大学大学院
インプラント・口腔再生医学分野博士課程修了
資格・所属学会
歯科医師臨床研修指導歯科医資格(厚生労働省認可資格)
日本口腔インプラント学会
日本歯内療法学会
国際口腔インプラント会議
日本メタルフリー歯科学会認定医