虫歯治療で治療範囲が大きい場合、型取りを行い修復物を装着します。
”どのような修復物を入れればいいのか分からない”
そのような方へ、今回は審美面でのお話をします。
左側：オールセラミッククラウン
右側：硬質レジン前装冠
どちらも白い修復物ですが材質が異なります。
オールセラミッククラウンは陶材からできています。
硬質レジン前装冠は金属フレームにプラスチックを焼き付けたものです。
天然歯の歯冠部分はエナメル質・象牙質から成ります。
エナメル質は半透明、象牙質は乳白色をしていて、光を当てると透過します。
オールセラミッククラウンは、全体が陶材でできているため、透明度が高いです。
また、天然歯と同じように光の透過性にも優れています。
そのため、治療後も天然歯に近い美しい見た目を取り戻すことができます。
硬質レジン前装冠は、内側が金属になっているため、光を透過しません。
そのため、修復物のみ透明度がなく、見た目を重視する方は色浮きが気になるかもしれません。
今回は、白い被せ物でも、材質によっては装着後に審美的な差が出るお話をしました。
最終修復物をどのようなものにするかは、患者様が何を優先するかによって様々だと思います。
しんみ歯科では、患者様に納得して治療を受けていただくために、治療前に行う患者様とのお話し合いを大切にしています。
何か分からないこと、不安なことがあれば、お気軽にご相談ください。
