治療中に矯正装置が粘膜に当たることで、痛みや口内炎ができてしまうことがあります。

次第に粘膜が装置に慣れてくるため、口内炎ができにくくなる方が多いです。

矯正用ワックスは、痛い部分の装置を覆い、粘膜を保護するために使用します。

※本来お渡しするワックスは白色です

①ワックスを米粒大にちぎり、丸く整えてください

手洗い・歯磨きを行い、清潔な状態で行ってください。

②ワックスを付ける歯面の水分を取ってください

ワックスは歯面が汚れていたり、水分があるとうまく付きません。

また、ワックスが取れやすい原因にもなるので清潔なティッシュまたはガーゼで歯の表面の水分を拭ってください。

③痛みがある場所の矯正装置部分にワックスを装着してください。

痛みが出ている部分、口内炎ができている部分に当たる矯正装置にワックスを優しく押し当ててください。

矯正装置の凹凸にワックスが入り込むようにゆっくりと圧接してください。

この時、装置と歯の隙間にもワックスを押し込むことで外れにくくなります。

強い力で圧接すると装置が外れてしまうことがあります。

必ず優しくゆっくりと行ってください。

歯が動き始めると後ろ側のワイヤーが余って装置から突き出てくることがあります。

ワイヤーが粘膜に当たってきてしまった場合にもワックスを付けることで保護ができます。