シーラントは、小児予防歯科で行います。
お子さんの奥歯の深い溝を虫歯にならないようにフッ素配合の樹脂で埋めます。
シーラントは歯を削ったりせず、きれいにした歯の溝に蓋をして保護するようなものなので、歯への負担はほとんどありません。
今回は、そのシーラントの手順をご紹介致します。
保護者の方もお子さんも、理解しやすいよう掲載しましたので、参考にしていただければと思います。
1.ブラシで汚れを除去します
2.探針(たんしん)という先端が尖った器具でも汚れを除去します
3.薬液を使って、歯の表面の消毒を行い、その後水洗します
4.シーラント材を溝に充填します
5.光照射をしてシーラント材を硬化させます
6.しっかり充填できたことを確認して完了です
※今回は分かりやすいように、少しオーバーに充填しています。
シーラントは歯の強化にも
萌出後間もない永久歯は、幼弱永久歯と呼ばれ、歯が弱いので虫歯になりやすいです。
シーラントにはフッ素が配合されているので、歯質強化にもつながります。
そのため、フッ素と併せてシーラントを行うことで、より虫歯になりにくい環境を作ることができます。