1日の中で、1~3回ほど行っているセルフケアですが、痛みなどの症状がなければお口の中の変化には気づかないものです。
ご自宅で鏡を見ながら歯磨きをしていたとしても、実は見えていない部分がたくさんあります。
歯科医院では、様々な医療機器を使用して患者様のお口の中を見ます。
お口の中は暗く見えづらいので、視診ではライトやミラーなどを使いながら行います。
症例写真
今回の症例は、上の前歯の裏側です。
歯と歯の間が少し黒く見えます。
ご自宅でのケア時に、この部分をチェックすることはかなり難しいと思います。
定期検診時に見つかったため、患者様に説明し、その日に虫歯治療も行いました。
虫歯に感染した部分をしっかり取り除いていきます。
削った部分に歯の代わりとなるプラスチックを詰めました。
コンポジットレジンと呼ばれる治療です。
コンポジットレジン修復は、最短1回で終わる治療です。
歯を削った範囲が小さいものに適応されます。
虫歯治療を短い期間で終わらせるためには、早い段階で見つけることが重要です。
そのために、普段から歯科医院での定期検診を受け、見えない部分のチェックをしていきましょう。
継続することで虫歯予防・歯周病予防にも繋がります。