歯周病とは、歯周病の細菌によって歯を支えている歯周組織が破壊されてしまう病気です。
虫歯が進行してくると痛みを伴いますが、歯周病は症状がはっきりと出ず、気づいた時にはかなり進行してしまっている人も少なくありません。
歯周病は30~40代で増加傾向にあり、50代以降は歯を失う原因の第1位になっています。(2位は虫歯です。)
しかし、歯周病は治療を行うことで病状を安定させることができます。
今回は、歯周病治療後に改善が大きく見られた患者様の症例をご紹介します。
症例写真
2016年
下の歯を見ると、根の周りが黒く透けています。
歯周病菌によって顎の骨が溶かされている状態です。
お口の中の検査後、患者様に説明を行い、歯周病治療を行いました。
2022年
歯周病治療を行って6年経過した状態です。
歯周病菌によって溶かされた骨の部分に回復が見られます。
この歯はブリッジとして機能しており、下の唯一の大臼歯です。
歯周病で歯を失うことがないように、現在も継続して検診を受けていただいています。
歯周病治療の内容は下記のコラムに詳しく載っていますので、併せてご覧ください。
【歯周病治療の流れ】歯周病が進行するとお口の中に起こること。歯周病治療とは何をするのか? | しんみ歯科石神井台 | 上石神井・武蔵関・大泉学園の歯医者 (shinmi-shika.com)
今回の症例は、歯科医院で行う歯周病治療と、患者様ご自身で行うセルフケアの改善で大きな回復が見られました。
歯周病は、歯科医院での治療だけでは大きな改善や長期的な改善は見込めません。
ご自身で行う毎日のケアがお口の中の健康を維持するために重要です。