治療が必要になったときに
・どこの歯を治療するのか
・その歯はどのような役割をしている歯なのか
・自分の噛む力はどの程度なのか
他にも審美的なことなどを考慮して、どのような修復物を選択するかがその歯の寿命に関わってきます。
6番目の歯の治療 PGAインレー【症例写真】
左上の6番目の歯の治療を行いました。
写真の1番右側に写っている歯です。
PGAインレー(プラチナとゴールドも合金の詰め物)で治療を行った症例写真になります。
写真中央の歯の詰め物:金銀パラジウム合金インレー(保険診療)
写真右側の歯の詰め物:PGAインレー(自費診療)
(詰め物の金属修復はこの2つのどちらかから選択します。)
写真を見ると、7番目の歯がないことが分かります。
通常大臼歯と呼ばれる奥歯は6番目、7番目(8番目)で構成されています。
今回の患者様の場合は、1本少ない状態で奥歯を機能させていることになります。
この歯がなくなってしまうと左上の大臼歯がなくなってしまうので、6番目の歯が長持ちするような治療方法を考えていくことになりました。
6番目の歯は噛む力が大きくかかります。
メンテナンス時に歯ぎしりをしている可能性もあることが分かっていましたので、セラミックだと過度な負担がかかり割れてしまうことが考えられました。
今回の治療部分は上の奥歯で、ほとんど見えません。
また、詰め物も遠心にかかるため見えにくい形態です。
そのため、審美性は優先順位を下げて考えることになりました。
話し合いの結果、丈夫で歯にあまり負担をかけないことを優先にPGAに決定をしました。