コンポジットレジン修復とは、修復範囲が小さい治療に適応される治療方法です。
歯科用プラスチックを治療箇所に流し込み、光照射で硬化させます。
治療回数は1回で終わることが多いです。
また、金属を使用しないので、金属アレルギーの心配もありません。
(レジン(プラスチック)アレルギーがある方には使用できません。)
天然歯と同じような色のプラスチック材料で修復するため、審美的な面でも優れています。
症例写真

歯と歯の間にコンポジットレジン修復がされています。
劣化による変色が見られます。
また、レントゲン診査により二次虫歯の疑いがあるため、治療を行うことになりました。

古くなった歯科用プラスチックを削っていきます。
内部の歯質に軟化が見られ、虫歯に感染していました。

軟化した虫歯部分も削り、健康歯質を露出させます。

新しいものを詰め、研磨しました。
麻酔も必要なかったので、治療後の制限は特にありません。
治療回数 1回
治療時間 およそ20分
コンポジットレジン修復は、小さい範囲の治療に適応され、前歯にもよく使用されます。
ですが、修復範囲が大きくなってくると、噛み切るなどの動作に耐え切れなくなり、詰めてあったプラスチックが外れてしまいます。
前歯には部分的な詰め物を装着することができません。
コンポジットレジン修復での治療が難しくなった場合は、歯を大きく削り被せ物(クラウン)を装着する必要があります。
歯をたくさん削ることに抵抗がある方は、ラミネートべニアというシェル状のセラミックを貼り付ける方法もありますが、保険適応外の治療になります。