歯周病は、お口の中の二大疾患の一つです。
歯と歯肉の溝の中に潜む細菌によって、歯を支えている歯周組織を破壊していく病気です。
痛みを伴わずに進行することが多いので気づかない内に重度歯周病になってしまうこともあります。
歯周病治療に重要なのは、歯科医院での治療と、毎日のセルフケアです。
【症例写真】
歯周病治療前
歯肉が腫れています。
歯と歯の間の歯肉を見ると腫れてしまっていることが分かると思います。
歯周組織検査を行うと、歯と歯肉の溝が深くなっている部分がありました。
(=歯周ポケット)
また、溝の内部に歯石があることも分かりました。
歯周病治療後
歯周ポケット内のお掃除をしたことにより、歯肉の腫れが治りました。
治療前の写真と比較をすると歯肉が引き締まったことが分かります。
歯周病を安定させるには、歯周病治療だけでなく毎日行う歯磨き(=セルフケア)がとても重要です。
セルフケアが正しくできていなければ、歯周病は悪化してしまい、今回の患者様のように病状を安定させることはできません。
歯周病治療は患者様と歯科衛生士・歯科医師が一緒に取り組む治療です。
気になる症状がなくても、歯科医院で検診を受け、今のお口の中の状態をチェックしましょう。