歯の内部にある歯髄(神経)は、心臓と同じような役割があります。
歯の心臓部分が病気に侵されてしまった場合、残念ながらそこを除去しなければなりません。
その除去治療が、根管治療と呼ばれるものです。
歯髄を除去し感染物質を取り除くことで、細菌感染の進行を食い止め、歯を残します。
1、虫歯除去
虫歯に感染している歯質を除去していきます。
2、感染物質除去、ファイルによる根管形成
根管の中の処置に使用する器具をファイルと言います。
ファイルで根管内の神経や感染物質を取り除きながら、根管充填しやすいように根管を太くします。
薬液を使って消毒します。
3、レーザー照射
根管内をレーザーで殺菌します。
レーザーを照射することで、薬液では届きにくい根管より内部まで殺菌します。
歯の状態によっては、複数回レーザーを照射します。
4、根管充填
殺菌後、内部が再び細菌感染を起こさないようにMTAを用いて密封します。
治療回数
3~5回(根管充填までにかかる回数の目安)
1回の処置時間40分(目安)
根管充填後、コア装着(支台築造)・修復物装着処置へ移ります。