歯周病は放っておかないでください
お口の中の病気は、長期間放置してしまうと全身に影響してしまう病気だというのはご存じでしょうか?
歯は1本1本、血管と繋がっています。
血管と繋がっていることで歯は栄養供給を受け、お口の中の健康を保っています。
しかし、お口の中の管理ができていないと細菌が増え、細菌が血管を通じて全身に巡り悪影響を及ぼしてしまうことがあるのです。
<歯周病細菌が全身にもたらす影響>
【脳梗塞】
何らかの原因で脳の血管が詰まり、血液が行き届かない部分の脳が壊死してしまう疾患です。
【誤嚥性肺炎】
唾液・食べ物・胃液などが気管に入り、発症する肺炎のことです。
【心筋梗塞】
心臓を動かす心筋に酸素や栄養を送る冠動脈が詰まり、血液が行き届かなくなることで壊死してしまう疾患です。
【心内膜炎】
主に細菌・真菌によって、心臓の内側を覆っている組織(心内膜)に起こる感染症です。
【動脈硬化】
動脈の血管が弾力性がなくなり、硬くなってしまっている状態です。
柔軟性がない血管は血液が送り出されるときの圧力によってダメージを受けてしまいます。
動脈硬化が進むと、心筋梗塞や脳梗塞、狭心症、腎疾患の原因になります。
【糖尿病】
インスリンがうまく働かず、血糖値が上昇してしまう疾患です。
インスリンは膵臓で作られるホルモンで、血液中を流れる糖(血糖)を一定に保つ働きがあります。
血糖値が高いままだと、血管が損傷し、心臓疾患・腎疾患・失明などの合併症を引き起こしてしまうことがあると言われています。
【認知症】
何らかの原因で脳の神経細胞がダメージを受けることで起こる症状です。
【低体重児出産】
2,500g未満の体重で生まれてきた赤ちゃんのことを言います。
何らかの影響で出産予定日より早く生まれた場合(=早産)、お腹の中で赤ちゃんが十分に成長ができなかった場合(=胎児発育不全)に起こります。
【早産】
37週未満で生まれてしまうことを早産と言います。
22週0日~36週6日の間に出産となると早産と分類されます。
発生率は全妊娠のおよそ5%と言われています。
それぞれ別のコラムにて詳しくご説明していきます。