静脈内鎮静法とは、点滴からお薬を点滴投与し、歯科治療中の精神的緊張を取り除く方法です。
主に、歯科治療に対して強い恐怖心をお持ちの患者様や、基礎疾患などで身体的負担が大きい患者様に使用します。
静脈内鎮静法を併用した歯科治療の流れ
【処置数日前】
1、問診表の記入をしていただきます
静脈内鎮静法で治療を受けられる患者様専用の問診表をお渡しします。
処置数日前までに当院受付へ提出してください。
2、術前に担当麻酔科医から連絡をいたします
問診表をこちらで確認させていただいたあと、担当麻酔科医から患者様へ確認のご連絡をさせていただきます。
ご質問・不安に思っていることなどありましたら、ご相談していただけます。
【処置当日】
当日は治療4時間前以降はご飲食を控えていただきます
お腹の中を空にしておくことが一番大事なことですので、必ず守っていただきます。
糖尿病で、インシュリンや血糖値降下剤を服用している方は、お食事の代わりにジュースなどを2時間前までに十分に飲んでからご来院していただきます。
普段服用しているお薬は中止の指示がない限り必ず内服してきていただきます
服用しているお薬がある方は問診表に記入していただく項目がありますので、お忘れなくご記入をお願いします。
アレルギーや全身疾患がある方、内服薬は必ず教えてください。
マニキュアはしないでください
体調の変化を見るために爪には何もつけていない状態でご来院してください。
コンタクトレンズは外して来てください
処置中は眠ったような状態になりますので、コンタクトレンズは外してご来院してください。
治療前日・当日は安静にしてください
体調が悪いときには必ずご連絡をしてください。
車・バイク・自転車では来院を控えてください
処置当日は、車・バイク・自転車の運転を禁じています。
遠方からお越しの方は、付き添いの方に運転をお願いしてください。
【処置当日の流れ】
1、血圧計・動脈血酸素飽和度・心電図などの各種モニターを装着します
2、腕から点滴をします
3、点滴から薬剤を投与します
必要に応じて酸素・笑気ガスを吸引していただくことがあります。
4、うとうとしてきたら治療を始めます
担当麻酔医が患者様のバイタルサインを常に把握しながら処置を行っていきますので、安心して治療を受けることができます。
治療箇所に局所麻酔も行います。
5、治療が終わりましたらしばらく医院にて休んでいただきます
投与したお薬の影響を診るため、治療終了時から30分程度休んでいただきます。
麻酔科医が診察後、帰宅していただくことができます。
処置時間
治療前…麻酔導入10~15分(目安)
治療中…処置内容に応じて変動します
治療後…リカバリー時間30分(目安)