〒177-0045
東京都練馬区石神井台4-7-3
石神井台クリニックモール1F・2F

オザキフラワーパーク隣
石神井台クリニックモール

トピックス TOPICS

矯正治療っていつから始めるのが理想なの?矯正は小さい頃からやったほうがいい?


矯正治療は、「いつから始めるのがいいの?」と疑問を持っている方も多くいらっしゃいます。とりわけ子どもの矯正は、適切な効果が得られる時期が限定されていることもあり、いつから始めるのが適切かはお子様の症例によって異なります。


小さい頃の矯正もとにかく早い時期にやれば良いとものではありませんので、保護者様がまず正しい知識を身に付けておくことが大切です。


そこで今回は、「矯正治療はいつから始めるのがおすすめ?」という疑問に練馬区のしんみ歯科石神井台がお答えします。


■矯正は小さい頃にやったほうがいいと言われる理由


矯正治療は、小さい頃に始めたほうがいいと言われるのは、歯並びが骨格の成長・発育と深く関係しているからです。


そこでまず知っておいていただきたいのが矯正治療の種類です。矯正治療は、小さい頃に行う「小児矯正」と大人になってから行う「成人矯正」の2つに大きく分けられます。

この2つは年齢的な区分以外にも矯正で得られる効果に違いが見られます。


◎小児矯正で得られる効果

6~12歳くらいの時期に行う小児矯正(1期治療)は、主に歯をきれいに並べるための土台作りが目的となります。


※症例によっては4、5歳から始める場合もあります。


顎の骨が正常に発育すれば、永久歯も自ずときれいに並んでいくスペースが確保できます。


13歳以降に行う矯正(2期治療)では、顎の骨の発育が終わりに近づいているため、1期治療のような顎の成長を利用した効果はあまり期待できず、歯並びを細かく整えていくことが主な目的となります。


そのため骨格的に問題があるお子様に関しては、6~12歳くらいという比較的小さい頃に矯正を始めたほうがよいでしょう。


◎成人矯正で得られる効果

成人矯正は、マウスピース型矯正装置やブラケット装置を使って、歯並びを細かく整え、噛み合わせを改善するための治療です。上記のように骨が発育する力を利用しての矯正治療はできません。


つまり、骨格的な異常が原因の出っ歯や受け口、乱ぐい歯などを根本から改善することは難しく、多くのケースで抜歯が必要となりやすいです。

重症例では、顎の骨を削る外科矯正の併用が必要となることもあります。


■矯正はいつから始めるのが理想?


◎5~6歳から始めるのが理想的

歯並びや噛み合わせ、骨格の状態などはお子様によって異なるため、矯正を始める理想的な時期・タイミングを一概に語ることは難しいです。


その上で「矯正はいつから始めるのが理想?」という質問にお答えすると、5~6歳くらいから始めるのがいい場合が多いです。5~6歳は、大人の歯が生え始める時期で、顎の骨の発育も活発です。


このタイミングで適切な矯正装置を使い、骨格を理想的な状態へ導いたり、バランスを整えたりできれば、お子様の歯並びも自然と良くなっていきます。


うまくいけば将来、抜歯が不要となるだけでなく、大人と同じようなマウスピース矯正やワイヤー矯正を行う必要性がなくなることも。これはお子様の心身にかかる負担を大きく減らすことにもつながるでしょう。


◎3~4歳から始めたほうがよいこともある?

子どもの矯正は、3~4歳くらいから始めたほうがよいこともあります。なぜなら上の顎と下の顎とでは、発育のピークを迎える時期が大きく異なるからです。


具体的には、上の顎の方が先に発育のピークを迎えることから、上顎骨の異常が認められるケースでは、3~4歳から子どもの矯正を始める場合もあります。


■口腔ケアが難しいお子様は大人になってからでもOK


小さい頃に行う矯正治療は、取り外し式の装置を使うことが多いですが、それでもお口の中が不衛生になりやすいです。固定式の装置を使う場合は、歯周病やむし歯のリスクが高まり、矯正期間が長引いてしまうなどのトラブルが起きやすいです。


口腔ケアが難しいお子様に関しては、無理に小さい頃から始めずに、大人になってからでもよい場合があります。


もちろん、お子様の歯並びや噛み合わせ、顎の骨の状態によっては、それでも頑張って小さい頃から矯正を始めたほうがよいこともあるため、まずは子どもの矯正に対応している歯科医院で相談することが重要です。


子どもの矯正の相談・カウンセリングを受けたからといって、必ず治療を始めなければならないということはありません。


また、大人になってから悪い歯並びや噛み合わせが気になった場合でも、その時点で歯医者さんに相談すれば、改善できる方法をご提案しておりますのでご安心ください。


■まとめ


今回は、矯正治療はいつから始めるのが理想?という疑問に練馬区のしんみ歯科石神井台がお答えしました。


矯正治療を始める理想的な時期は5~6歳くらいで、お子様の歯並びや骨格の発育状況によっては、3~4歳くらいから始めたほうがよいこともあります。


その一方で、矯正期間中に歯みがきをしっかり行うことが難しそうであったり、お子様の協力が得られそうになかったりする場合は、無理に小さい頃から始めるのではなく、大人になってからでも矯正治療を行うことができます。


歯並び・噛み合わせに気になることがあれば、いつでもお気軽に当院までご相談ください。


しんみ歯科 石神井台
歯科医師
⇒院長の経歴はこちら