皆さん、こんにちは。練馬区のしんみ歯科 石神井台です。目立ちにくく痛みの少ないマウスピース矯正は、近年ますます注目を集めています。
マウスピース矯正の種類としては、インビザライン、クリアコレクト、キレイライン、ディパールなどさまざまなブランドがありますが、それぞれに異なる特徴があるのをご存知ですか?
本記事では、特に多くの患者様が比較検討される「インビザライン」と「クリアコレクト」に焦点をあて、両者の違いや向いている人の特徴をわかりやすく解説いたします。
■インビザラインとクリアコレクトの違い
マウスピース矯正のインビザラインとクリアコレクトには、以下に挙げるような違いがあります。
◎製造元・開発背景の違い
インビザライン:
アメリカのアライン・テクノロジー社が開発し、1997年の登場以来、世界中で使用されている歴史あるマウスピース矯正システムです。
クリアコレクト:
スイスの歯科医療機器メーカー・ストローマン社が提供するシステムで、近年日本でも普及が進んでいます。どちらも信頼性の高い製品ですが、治療設計のアプローチや装置設計に違いがあります。
◎使用素材と装着感の違い
インビザライン:
「スマートトラック」と呼ばれるポリウレタン系素材を使用しています。この素材は弾力性に優れており、歯の表面にしっかりフィットしながらも、安定した矯正力を持続できる点が特徴です。
インビザラインのマウスピースは厚さ0.05mmと薄く、装着時の異物感が少ないのが特徴です。歯の部分のみを覆う設計のため、唇や歯ぐきへの刺激も少なく、快適に装着できる方が多い傾向にあります。
クリアコレクト:
3層構造の「クリアクウォーツ」という素材を使用。耐久性と柔軟性を兼ね備えた構造で、しなやかながらしっかりと歯を動かすことが可能です。
クリアコレクトのマウスピースは歯だけでなく歯ぐきの2mm程度上まで覆うデザインになっており、サイズはやや大きめです。そのため、装着当初はやや圧迫感や違和感を覚える方もいますが、ほとんどの患者様は徐々に慣れて快適に使用できるようになります。
どちらも透明で目立ちにくく、審美性に優れていますが、マウスピースの厚みや形状は少し異なります。
◎フィット感と操作性の違い
インビザライン:
比較的着脱しやすく、日常生活における使いやすさという面でも評価されています。
クリアコレクト:
密着性が高く、ぴったりと歯に吸い付くような装着感があります。その反面、着脱には少し力が必要で、慣れるまでは取り外しに苦労する方もいらっしゃいます。
◎歯型の取得方法と治療設計の違い
インビザライン:
精密な口腔内スキャン(またはシリコン印象)によって取得した歯型データをもとに、3Dシミュレーションで治療全体を一括設計します。治療開始時に使用するすべてのマウスピースが計画されるため、歯の動きの予測精度が高く、将来の仕上がりイメージも確認できます。
クリアコレクト:
口腔内スキャナーでの歯型取得が可能で、簡便にデータを取得できます。治療の進行に応じてマウスピースを作成していく段階型の治療設計も可能なため、軽度〜中等度の矯正ニーズに柔軟に対応しやすいという利点があります。
◎費用と治療範囲の違い
インビザライン:
全体矯正を前提とした治療設計が多く(部分矯正もありますが、歯科医院によって部分矯正を導入していない場合もあります)、治療費は比較的高額になる傾向があります。重度の歯並びの乱れにも対応可能な柔軟性があります。
クリアコレクト:
部分矯正などにも対応できるよう複数のプランが用意されており、必要な枚数や範囲に応じて費用を調整できる点が魅力です。
このように、インビザラインとクリアコレクトはどちらも優れたマウスピース矯正システムですが、それぞれに素材や構造、設計思想に違いがあるため、患者様のお口の状態やご希望に合わせて適切な選択をすることが大切です。
■まとめ
今回は、マウスピース矯正のインビザラインとクリアコレクトの違いについて解説しました。マウスピース矯正にはインビザラインやクリアコレクトをはじめとするさまざまなブランドが存在し、適した症例や特徴があります。
どちらかが「優れている」のではなく、患者様のお口の状態やご希望に応じた選択が重要です。
当院では、特に軽度から中等度の歯並びのお悩みをお持ちの方には、コストパフォーマンスも優れたクリアコレクトをご案内することがあります。マウスピース矯正をご検討の方は、ぜひ一度当院へご相談ください。一人ひとりに最適な治療プランをご提案いたします。