INTRODUCTION
歯をなくす原因の約7割を占める虫歯と歯周病は、適切なプラークコントロールで予防・管理ができる病気です。ご自身にあったホームケアと歯科医院でのプロフェッショナルケアで、人生100年時代の食生活をご自身の歯で豊かなものにしていきましょう。
虫歯を引き起こす細菌は、私たちが食事の際に摂取した糖質から酸を作り、歯を溶かしてしまいます。歯周病を引き起こす細菌は毒素を作り、歯肉や歯槽骨にダメージを与えます。
これらの原因菌は口腔内フローラを形成する常在菌のため、口の中から０にすることは出来ません。虫歯/歯周病の予防のためには、細菌の活動の源となるプラークをなくすこと～プラークコントロール～がとても大事です。
適切なプラークコントロールには、ご自身で行うホームケアと、歯科医師と歯科衛生士が行うプロフェッショナルケアが必要です。
-
ホームケア
月に１回歯科医院でプロフェッショナルケアを受けていても、残り29日はご自身でケアをすることになります。 虫歯/歯周病の予防のため、ホームケアはプロフェッショナルケア以上に欠かす事が出来ません。 夜寝ている間は細菌の活動を抑える唾液の分泌が減少するので、就寝前のケアはホームケアの中で一番大事です。
歯ブラシや補助清掃器具（フロス・歯間ブラシ）、電動ブラシの効果的な使い方を指導します。 -
プロフェッショナルケア
私たちは患者様への指導の中で、ホームケアの目標として、磨き残しを20％以下にして下さいと伝えます。その20％の磨き残しをきれいにするのがプロフェッショナルケアです。 患者様一人ひとりのお口の状況やライフスタイルを考慮して、1～6ヶ月の間でのプロフェッショナルケアを推奨しています。
よく噛めない歯では食べ物の消化・吸収が悪くなり、消化器官に負担をかけます。 また近年、虫歯/歯周病が心疾患、脳疾患、糖尿病、誤嚥性肺炎、アレルギー疾患、リウマチ、アルツハイマー型認知症などの全身疾患に悪影響を及ぼす事もわかってきています。
歯の本数や歯の状態と身体状態には相関があり、年齢の“齢”の字に歯が含まれているのはそのためだと言われています。
虫歯/歯周病を予防して、ご自身の歯で豊かな食生活を送りましょう。
OUR STAFF
