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【歯の神経のお話】神経を取った歯は強い力に耐えられるのか?

【神経の大きな役割】

歯の1本1本にある神経(歯髄)の大きな役割として、歯に栄養素を供給するというものがあります。

歯は栄養素の供給を受けることで、外部から加わる力にも耐えることができます。

【歯1本にかかる力はどのくらいなのか?】

普段お食事などで歯にかかる噛む力は、男性でおよそ60㎏、女性でおよそ40㎏と言われています。

体重と同じくらいの力が、普段歯にかかっているということなので、かなりの力がかかっています。

思い切り噛み締めたときには70㎏、歯ぎしりなどでかかる力はさらにその数倍の力がかかると言われています。

【神経を取った歯に起こること】

虫歯が深く進行してしまった歯や、外傷などで神経が死んでしまった歯は、神経を取る根管治療が必要になる可能性が高くなります。

神経を取ってしまった歯は神経から得られていた栄養供給が失われるため脆くなり、健康な歯と比べて寿命が短くなります。

【症例写真】

歯肉の腫れを繰り返すため当院に転院をされた患者様の症例をご紹介します。

レントゲン撮影を行ったところ、根管治療を行った歯が再感染を起こし、大きな膿の袋ができてしまっていたため抜歯を行いました。

右から2番目が原因の歯です。
根の先が黒く写っていて、これは根の先に膿の袋ができている歯に見られるレントゲン像です。

抜歯の際にかけた力により歯根が割れてしまいました。

折れた根の先から見える釘のようなものは根管治療後に詰められていたピンです。

抜歯は、周りの骨や歯の根に必要以上の力がかからないように注意しながら抜くため、過度な力はかけません。

神経処置をした歯が力に耐えきれず、割れてしまうことがよく分かると思います。