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【小児予防歯科】2つのタイプのフッ素を使って虫歯に負けない歯へ!【フッ素について】

定期検診に来ると毎回塗布するフッ素。

お子さんからも「なんでいつも塗るの?」と聞かれることがあります。

今回はフッ素についてお話をします。

フッ素とは?

「フッ素」と聞くと、歯磨き粉に含まれている成分と考える方が多いと思います。

実は、フッ素は歯磨き粉だけでなく、自然界に存在するミネラルの1つです。

食べ物やお茶の葉など、普段口にしているものの中にもフッ素は含まれているのです。

予防歯科の観点から、フッ素は歯に対して様々な効果があります。

フッ素の効果

・再石灰化の促進

再石灰化とは、歯から溶け出したカルシウムやリンなどのミネラル成分を歯に戻す働きのことです。

再石灰化を促進させて、歯の修復をします。

・耐酸性、結晶性の向上

歯の組織を硬くし、虫歯菌が作り出す酸の影響を受けにくくします。

また、歯の表面のエナメル質が酸に溶けにくくなり、歯質を強化することができます。

・抗菌、抗酸化作用

虫歯菌の働きを弱めます。

虫歯菌が作り出す酸の生成を抑制します。

高濃度フッ素の応用

歯科医院で使用するフッ素は、ご家庭用のフッ素のおよそ10倍の9000ppmという高濃度のものです。

高濃度フッ素を塗布することによって、歯の表面に「フッ化カルシウム」という結晶が作られます。

そのフッ化カルシウムから少しずつフッ素が放出され、その効果は1ヶ月以上持続します。

定期的に高濃度のフッ素を塗布することで、虫歯になりにくい歯を作ります。

年に1回の塗布では効果は低く、年に2~4回の塗布が効果的です。

低濃度フッ素の応用

ご自宅で使用する歯磨き粉には大体のものにフッ素が配合されています。

ご家庭用フッ素入り歯磨き粉は1000ppm~1500ppm程度のフッ素濃度です。

毎日の歯磨きでもフッ素を取り入れることで、虫歯になりにくいお口の環境を整えることができます。

 

高濃度フッ素と低濃度フッ素の両方を組み合わせることで、より高い虫歯予防効果を得ることができます。